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「初等学校の教育はほとんどもっぱら理性的に話すことだけにとらわれ、 感情に関してはわずかにしか関心を持たず、 想像力と感覚についてはまったくなおざりにしてきたという事実は犯罪的である。」
デンマークの民衆が真に自由な、独立した強い民衆、 自分たちの自由を自分たちと社会の利益と喜びのために使うことができるような民衆にまで 高まらなければならないとすれば、 精神は、発展の途上において、狭い心、自己保存、抑圧にあることから解放されねばならない。 そのことは、初等学校の構造とあり方をはるかに大きな程度促進する。
われわれの学校での生活は、刑務所あるいは矯正施設の生活と変わらない。 もしある人が、小さな子どもたちがいっしょに学校の席に詰め込まれ、 彼らの年齢の割には不自然なまでにきまじめでおとなしく、 それが明らかにおそれのためであるのを見れば、 奴隷根性が支配しているといった不快な感情をえるだろう。 若い子どもたちが教師の回りに集まっているときというのは、 とどのつまり、もっとも喜ばしい光景でなければならない。 子どもたちがほかのどの場所にいるよりも幸福で自由でなければならないのである。 しかし、多くは子どもたちの顔に退屈が反映しているのを目撃する。 子どもたちは、自分たちが自然にふるまうことを許されておらず、 また環境においてそうすることが許されていないのである。 彼らは奴隷根性をもつようになり、 それは、子どもたちがいたずらをするときに 教師の注意を避ける方法をおぼえたときに身についたずるがしこさ、陰険さによって表現されている。 教師は概して刑務所の刑吏官として見られ、 逃げ出すときにはいつでも彼を馬鹿にすることがいいとされるような人物なのである。
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参考文献
炭谷俊樹氏
第17号 (2001年9月4日) 学力低下再考 〜デンマークの教育から見えること〜他
清水 満氏
生のための学校―デンマークで生まれたフリースクール「フォルケホイスコーレ」の世界